住宅の一室に設置し、地震の際に倒壊から身を守る「木質耐震シェルター」。高知市の工業高校で、生徒たちが実際に組み立てる授業が行われ、建築を学ぶ高校生たちが防災への理解を深めました。

高知工業高校で行われた「木質耐震シェルター」の施工体験。建築科1年生およそ40人が参加しました。授業は、高知県内でホームセンター事業などを展開するフタガミが、将来の建築を担う生徒たちに、防災への意識を高めてもらおうと、初めて企画しました。木質耐震シェルターとは、既存の木造住宅の室内に設置する頑丈な空間で、耐震改修を行うより低コストかつ短期間で設置ができ、地震による住宅の倒壊から身を守ります。

生徒たちは、実際に施工を体験しました。ポイントは、「いかにぐらつきのない枠を作るか」。そのためには、梁と柱を金具でしっかり固定するのがコツです。

生徒たちは慣れない作業に苦戦しながらも、実際の施工を通じて、シェルターの構造や耐震技術への理解を深めていました。

(高知工業高校 建築科 授業に参加した高校生)
「実際に作ってみたら重労働で頑丈なので、自然災害とかが来ても安心と思った」
「最近の住宅は、少し古くなってきているので、地震に耐えられるようにもっと広めたい」
「今年のクリスマスプレゼントは、親に交渉してシェルターを部屋につけたい」

フタガミが県内で木質耐震シェルターを施工したのは、これまでに2例。県内では設置費用の補助が出る自治体もありますが、浸透率は低いということです。

完成したシェルターは、10月3日の文化祭で、一般公開される予定です