警視庁の警察署の改修工事を請け負ったとウソをつき、融資金およそ1400万円をだまし取ったとして、設計会社の役員ら2人が警視庁に逮捕されました。この会社はかつて、交番の設計業務を受注していたということです。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、「政所設計」の常務取締役、政所正枝容疑者(86)と関連会社役員の田代照也容疑者(65)です。

2人はおととし12月、30代の男性に警視庁東村山警察署の改修を請け負ったとする偽の設計委託契約書を見せて「改修工事の入金があるので返済可能である」とウソを言い、融資金およそ1400万円をだまし取った疑いが持たれています。

「政所設計」はこれまでに、警視庁から交番の改築設計業務などを複数回受注。

このうち2023年8月に、東村山警察署秋津三丁目交番の改築の設計業務を受注した際の契約書を、田代容疑者が、パソコンで契約期間や契約金額を10倍ほどのおよそ5000万円に上書きするなどし、契約書を偽造したとみられるということです。

2人はだまし取った金を、「政所設計」の負債返済などにあてようとしていたとみられています。

警視庁は2人の認否を明らかにしていません。

警視庁は政所容疑者から「事業資金が必要で融資してくれる人を探してほしい」と相談を受けた田代容疑者が契約書の偽造を提案し、その後、金融ブローカーを通じて被害男性とつながったとみて調べています。