小・中学生が「1回10分のクイズ形式」で防災の知識を学ぶことができる、「デジタル防災学習システム」が、全国で初めて三豊市に導入されました。



三豊市に、全国で初めて導入された、小中学生向けのデジタル防災学習システム「デジ防災」です。小中学校にあるタブレット端末などを利用して、1回10分のクイズ形式で防災の知識を学ぶことができます。

新型コロナの影響で、学校での避難訓練ができなかった三豊市と、防災関連事業を手がける総合印刷業の凸版印刷が、約1年半かけて共同で開発しました。

(凸版印刷 西山郁也 中四国事業部長)「日本全体の防災、というところに取り組むうえで、子どものうちからぜひ防災の知識を習熟してもらいたい」

「デジ防災」は、小学1 年から中学2年まで、学年ごとに10コンテンツ・合計80のコンテンツで、様々な災害に対する知識を学ぶことができます。三豊市では、小中学校26校に導入されます。

(山下昭史 三豊市長)「日常的に知識として入っていく、ということが重要で、それが合わさって初めて、何か災害が起こった時にアクションとして移せると思います」

開発した凸版印刷では、「デジ防災」を全国展開し、2025年には3億円以上の売り上げを目指す考えです。