高知赤十字病院で15日、初めて「無痛分娩」での出産が行われました。高知県内では3例目で、今後も「一週間に一度ほど行える環境づくりに取り組みたい」としています。
15日、高知赤十字病院では、無痛分娩による出産で元気な男の子が誕生しました。

「無痛分娩」は、麻酔を打って陣痛などの痛みを和らげる出産方法で、2025年6月に初めて、高知大学医学部附属病院で行われました。このほど高知赤十字病院で、県内3例目となる無痛分娩で出産した野波侑貴さん。
3回目の出産ですが、今回は「会話ができるほど安心しながら出産できた」といいます。
(無痛分娩で出産 野波侑貴さん)
「痛さが少ないと感動が薄いのかなと思っていたが、そんなことなくて。(赤ちゃんが)出てきて、産声聞いたときは涙が上の子のときと同じように出てきて。あの瞬間は今でも忘れられないですね」
(夫 野波和也さん)
「無痛じゃなかったら、手を握ることくらいしかできないが、普通に会話しながら、『もう少し、頑張れ』とコミュニケーションをとりながら(出産)できるのが、初めての感覚だった」
病院では過去にも実施の要望がありましたが、県内ではこれまで産科・麻酔科の医師が不足し体制が整わず実施されませんでした。しかし2025年3月に県と高知大学が協定を結んで県内での「無痛分娩」実施に向け体制づくりを進めることになり、病院でも2026年4月、産科・麻酔科などから成るプロジェクトグループが立ち上がって、今回の実施に至りました。
(高知赤十字病院 麻酔・集中治療部 西森久美子副部長)
「まずは『安全を第一』にやっていくこと。たくさんの(無痛分娩を)希望するお母さん・ご家族に提供できるように。そのニーズに対応できるようなチームづくりをしていきたい」
病院では今後、比較的安全を確保しやすい経産婦を対象に、「週に1回程度、無痛分娩を実施できる環境作りに取り組みたい」としています。














