通院が困難な高齢者の受診につなげようと、五島市でオンライン診療の機能を備えた巡回車・モバイルクリニックの運用が今月から始まりました。

五島市が導入したモバイルクリニックは、離れた場所で診察する医師が患者の心音を確認できる聴診器など専用の医療機器を備えています。

五島市では人口の4割以上が高齢者で医師不足も深刻な課題です。

モバイルクリニックは、通院困難な高齢者が受診を控えて重症化するのを防ぐと共に、医師の訪問診療の頻度を減らす狙いもあります。

長崎大学離島医療研究所野中文陽助教「胸の音をききまーす。」

同乗する看護師が診察をサポート。

「よくきこえますよ。心臓の雑音はないですね、きれいですね。」

野口市太郎五島市長「病院に行ったのと全く遜色のない同じようなですね、取り扱いですので、利用される方も安心して受けられるのではないのかなと」

モバイルクリニックの導入は県内で初めてで今月23日から玉之浦地区で運用を始めています。