市販薬と成分がほぼ同じ、「OTC類似薬」の自己負担上乗せが来年3月から始まるのを前に、厚生労働省はきょう、専門部会でとりまとめ案を示し、了承されました。

「OTC類似薬」は、医師の処方箋が必要ですが、市販薬と成分などがほぼ同じ薬で、来年3月から77成分、1042品目を対象に薬剤費の25%が料金に上乗せされます。

例えば、3割負担の人の場合、薬剤費が1000円であれば、来年3月からは1000円の25%の250円が追加負担になり、残る750円については3割負担の225円を自己負担することになって、支払い額は475円となります。

現在は、自己負担は300円です。

追加負担の対象には、解熱鎮痛剤の「ロキソニン」や保湿剤の「ヒルドイドゲル」、抗アレルギー薬「アレグラ」などが含まれています。

厚労省はきょうの専門部会で「OTC類似薬」の自己負担上乗せに関するとりまとめ案を示し、了承されました。

とりまとめ案では、18歳の年度末までの子どもや、がんや難病患者、入院患者、飲み薬の長期使用が必要な患者などは、追加負担の対象外とするとしています。

長期の使用が必要な患者については、年間おおむね50週という目安はあるものの、少なくとも6か月程度の使用実績と、医師がその後も通年の使用が必要と判断すれば追加負担を求めないとしています。

また、追加負担の対象となっているステロイド外用薬については、アトピー性皮膚炎の再発予防のため、通年で使用する場合は対象外になるということです。

「OTC類似薬」の自己負担上乗せは、来年3月から開始する予定です。