5兆円の代替財源はどこに? 確保できたのは「年間わずか10万円」

藤森キャスター:
そして、財源についてですが、高市総理は「赤字国債に頼らず、補助金や税優遇を削減して確保する」と述べるにとどまり、具体的な財源は示されていません。
現時点で各省庁が示している削減対象はわずか3件です。年間で必要な代替財源は5兆円なのに対し、確保できたのは年間わずか10万円にとどまっています。
そうした中、15日、片山大臣は民放番組で「ここからバッサバッサやる」と発言していました。
小説家 真山仁さん:
片山大臣は財務省出身なので、ご自身の発言がいかに無理なことか、よく分かっているはずです。
国の予算は基本的に前年度を踏襲して編成されるため、急にゼロへ削減することは不可能です。どうしても削りたい場合は、「新規で10億円予算が欲しいなら、既存の予算から10億円を削る」といったルールがもともと存在します。
削減したいのであれば、国家予算をゼロベースで見直し、本当に必要なものだけを残す改革が必要です。しかし、これには財政構造そのものを変える必要があり、最低でも3年はかかります。

そのなか、国はいま官民投資で、戦略17分野「370兆円超」規模の投資をしようとしています。
リスクを伴う投資はやってみなければ分かりません。だからこそ継続すべき事業でもありますが、いまはアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態です。
今後、この国がどうなっていくのか、皆さんにもぜひ考えてみてほしいです。
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<プロフィール>
真山仁さん
小説家
2004年「ハゲタカ」でデビュー
新著は権力の闇を描いた「フィクサー」














