先週、人口が減少に転じたと発表した中国。将来の労働力確保という課題を最先端の技術で乗り切ろうとする港湾施設にJNNのカメラが入りました。
中国・北部にある世界有数の物流拠点、天津港。今回、最新技術を導入した港湾施設がJNNなど一部の海外メディアに初めて公開されました。
記者
「天津港のこちらのエリアでは、すべての現場作業が無人で行われているということです」
船からコンテナを下ろす巨大なクレーン。これまでは作業員が運転席で操作していましたが、新たに導入されたクレーンは自動でコンテナを下ろします。
縦横無尽にコンテナを運ぶ76台の運搬車両は、すべてAI=人工知能で制御。効率的な走行ルートを自動で選んでいるのです。
天津港集団 楊傑敏 副総裁
「新しい技術は自動化・無人化を推進し、従業員の労働環境を大幅に改善することができます」
作業の効率化も進みました。機械にエラーが生じたときなどは、コントロールセンターから担当者が遠隔操作で管理しています。
記者
「私がレバーを少し前に倒すと、コンテナの高さが徐々に下がっていっていることが分かります」
従来は800人から1000人程度の人手が必要でしたが、今回、システムの導入によって200人以下に削減できたといいます。
最新技術の中心を担っているのは、通信機器大手のファーウェイ。ファーウェイによりますと、天津港のようにAIを活用した輸送管理システムは世界でも初めてということです。
今後、こうしたニーズはさらに高まるとみられます。その背景には…
国家統計局報道官
「総人口は14億1175万人、前年に比べ85万人減少した」
人口の減少によって、将来の労働力確保が大きな課題になっているのです。
ファーウェイ港湾スマート化 岳坤 最高技術責任者
「(港は)ドライバーの募集がしにくく、すぐに辞めてしまうことが問題です。我々の完全な自動化システムは最終的に、この問題を解決するものです」
携帯電話事業などがアメリカによる経済制裁の対象となっているファーウェイとしても、こうした事業に活路を見出そうとしています。
少子高齢化が進む中国。「世界の工場」をAIが支える時代が始まっています。
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