10年前に元職員による入所者への殺傷事件が起きた神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」について、県はきょう、職員が入所者の顔を平手打ちする事案があり、虐待と認定されたと発表しました。
「障害のある方が安心安全に過ごす施設として絶対にあってはならない行為です。この度は本当に申し訳ございませんでした」
神奈川県によりますと、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で先月21日、50代の男性入所者が入浴を終えたあと2度にわたって脱衣所に来て再度、入浴しようとした際、30代の男性職員がこの入所者の左頬を1回平手打ちしたということです。
男性入所者にけがはありませんでした。
この様子を目撃した別の職員が園の幹部職員に報告。施設からの通報を受けた自治体が虐待と認定したということです。
男性職員は「いらいらして手を出してしまった」などと話しているということで、施設は男性職員を自宅待機としています。
「津久井やまゆり園」をめぐっては、2016年に元職員の植松聖死刑囚(36)により、入所者19人が殺害され、26人が重軽傷を負った事件が起きています。
この事件以降、施設で虐待と認定される事案が起きたのは初めてだということです。
社会福祉法人かながわ共同会 山下康 理事長
「やはり、この間(10年間)の私達の利用者さんに対する支援が適切かどうだったのかっていうことですよね。それが不十分だったというふうに認識をしています」
施設側は再発防止策として、来月に専門家を招いて職員への研修を行うことなどを明らかにしています。
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