現代の野球はピッチクロックの導入など、試合時間の短縮が目指されています。そんな中今回ご紹介するのは、4日間350イニングにも及ぶソフトボールの長試合の模様です。なぜこんな試合が行われたのか。当時のニュースはこう伝えています。

「天草・島原の乱350周年に因んで、去る12日から4日間かけ350イニングぶっ通しでソフトボールを楽しもうという本渡市(現 天草市)のマラソンソフトは、昨日無事終了しました。雨にも負けず風にも負けず戦い続けた前代未聞の長時間ソフトボールの模様をご紹介しましょう。

そもそもこの大会、地域住民の交流を深め、青年団の団結を強めようと、本渡市青年団連絡協議会が企画しました。天草・島原の乱から350年を迎えるにあたり、当初35イニングとか35時間という案も出たそうですが、どうせやるならと350イニングの壮大な企画に発展しました。

9月12日土曜日、午後7時幕府軍と一揆軍に分かれて決戦の火ぶたが切られましたが、風雲急を告げ、すぐにこの雨です。この企画、果たしてうまくいくのか。

恨めしい雨にくじけそうになる気持ちを奮い立たせ、逆に参加者皆が一つに燃えます。炊き出しのおにぎり作りもその一つです。一試合9イニングで普通2時間。この計算では350イニングでは70時間にも及びます。


この企画に賛同した本渡市内の32チームが2時間ずつを受け持ってくれました。しかし、それも14日午前3時163イニングまで。それから先はずっと青年団が戦い続けました。

そして一枚岩の団結のおかげか試合は思いの外スムーズに進行、15日午後5時終了の予定は大幅に早まりそうな勢いとなりました。青年団の女性陣もがんばりました。ある時はバッターボックス、試合に炊き出しにと大車輪の活躍、4日間で使ったお米は実に60キログラムに上りました」

天草島原の乱350周年に、なぜソフトボールなのか。かなりこじつけのような気もしますが、映像からは選手もスタッフも楽しんでいる様子が伺えます。お疲れ様でした。














