青森県 津軽地方最大の秋祭り「お山参詣」、最終日の11日、岩木山山頂で御来迎を拝む「朔日山(ついたちやま)」を迎えました。
参拝に訪れた人たちは、五穀豊穣と家内安全などを願いました。
「朔日山」はお山参詣最終日、旧暦の8月1日に岩木山に登り、山頂で朝日を拝んで五穀豊穣や家内安全を祈願する津軽地方の伝統の行事です。
倉島彩能 記者
「ご来光を一目見ようと、多くの人たちが山頂を目指しています。登山道は、急な斜面の連続で、岩肌に張り付くように一歩ずつ慎重に登っています」
「お山参詣」は、1984年に「岩木山の登拝行事」として国の重要無形民俗文化財に指定された伝統行事です。
11日は、午前3時過ぎに9合目を出た250人ほどの参拝者たちがヘッドライトの灯りを頼りに険しい山の難所を越えて行きました。そして、標高1624mの山頂に到達すると、岩木山神社の奥宮で静かに手を合わせていました。
参拝者
「めっちゃ疲れました。でも3回目なので。今年こそは日の出を見ようと思って来たので、つらくないです」
そして午前5時過ぎ、周囲は雲に覆われているものの、徐々にオレンジ色に染まりはじめます。
参拝者
「今年こそはしっかり見られるように、『お願い!太陽出てくれ!』という気持ちで見ていましたね。あと少しで、出てくれると思うので、もう少し待ってみようかと思います」
ご来光を拝むことはできませんでしたが、山頂では登山囃子が奏でられ、無事に登頂できたよろこびを分かち合いました。
平川市から訪れた人
「ここまで生きてきて、1回はこの『お山参詣』に登りたいということで。72歳になりまして、やっと実行できました。とてもうれしいです」
Q.何を祈った?
「家族の健康、そればかりですね。やっぱり健康が第一です」
青森市から訪れた親子
「青森で一番高いところなので、また格別な景色でしたね。朝日は見れなかったですけれども、かけがえのない一日になったと思います」
岩木山のお山参詣が終わると、津軽地方は収穫の秋を迎えます。
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