山口市水道局によりますと、気温が0度以下になると水道管などが凍りやすくなり、氷点下4度以下で破損のおそれが高くなるそうです。これから簡単にできる凍結防止の方法を教えてもらいました。

まず、外にあるメーターボックスや水道管は、凍らないように保温することが大切です。水道管は、むき出しになっている部分にタオルを巻き、雨や雪で濡れないようにビニールで覆って固定します。また寝る前に、風呂やキッチンなどの蛇口を少し開けておくと凍結しにくくなります。

山口市上下水道局水道整備課 伊藤正人さん
「水の量は、だいたい糸をひくくらい」

水はバケツにため、洗濯などに使ってほしいということです。

万が一凍結してしまったときは、水道管にタオルをかぶせ、35度から45度のぬるま湯をゆっくりかけます。このとき、注意するポイントは。

伊藤さん「絶対に熱湯はだめです」

水道管の中の圧力が急激に変化すると水道管が破損する危険があるので、ゆっくりあたためることが大切です。水道管が破損してしまった場合は、メータボックスの中の元栓を閉め、水道業者に連絡してほしいということです。

山口市内ではおととしの寒波で、水道管の凍結や破損事故が2000件以上発生しています。

伊藤さん「水道管が破損すると漏水量が多くなりますので、配水池の水が少なくなり、最悪の事態になりますと配水池が空になりまして広範囲で断水のおそれがあります。1軒1軒がこういった対策をしていただくことで、そういう最悪の事態が防げることになりますので、ご協力をぜひお願いしたいです」