長引く気配の雨の影響に加え、局地的に発生するゲリラ豪雨。島根県出雲市のアンダーパスではこれまでもたびたび冠水と車が進入がする事案が起きています。冠水時に進入を防ぐエアー遮断機があるにも関わらず車の水没を防ぐことができませんでした。

記者 土江諒
「何かが浸かっていますね。車ですね。車が完全に水没していますね」

先週末の大雨でも車1台が水没しました。そもそも冠水時の進入防止のために対策はしてあるのですが。

出雲市 道路河川管理課 日高純二 課長
「直江新川アンダーパスの『エアー遮断機』です。自動で風船が膨らんで通行止めの表示をする仕組みになっている」

エアー遮断機は、地下タンクの水位が基準に達すると風船が膨らみ、通行禁止板で道を遮断するもの。今年2月に南北の進入路2か所に設置しました。

先週の冠水の際にも設定通り作動したということですが、じつはその前にアンダーパスはすでに冠水していて、車が進入してしまったそうです。
一体なぜ?

出雲市 道路河川管理課 日高純二 課長
「雨が降って、路面に水が溜まるスピードの方が早くて、エアー遮断機が反応する水位に達するまでに(アンダーパスの)路面には冠水が出ていたと思われる」

この日の1時間ごとの雨量は午前8時台から10時台の3時間、雨量が急激に増えました。

エアー遮断機が作動したのは、車の水没通報から10分程度あとでした。

出雲市 道路河川管理課 日高純二 課長
「(エアー遮断機は)実際に展開しているので、後続車の進入を防ぐ意味では一定の効果があったと思うが、1台目が防げなかったことについては重要に受け止めている。今後は、遮断機が発動する水位の設定をもう少し早いタイミングで発動するように変更するとか、予防的な通行止めの措置を考えていきたい」

アンダーパスには排水ポンプもありますが、短時間の雨量が多すぎると排水路から水があふれ、またアンダーパスに戻ってきてしまうとのことで、ドライバーにも不測の事態に備えて欲しいとしています。

出雲市 道路河川管理課 日高純二 課長
「ドライバーの皆様には、大雨警報が出ている時にはなるべくアンダーパスを避けていただく。無理せず引き返していただくこともお願いしたい」

また、国土交通省は中国地方で初めてアンダーパスの事前規制を4日から始めました。対象となるのは米子市の山陰道・米子西インターにつながる「陰田地下道」でレベル4大雨危険警報が発表された場合などに規制が始まります。