原子力発電所から出た使用済み核燃料を再処理した残りが「核のごみ」ですが、この「核のごみ」を地下深くに処分する技術を研究する北海道幌延町の施設を原子力規制委員会の委員らが視察しました。

幌延深地層研究センター(2026年1月 北海道幌延町)

2026年1月、HBCが取材した幌延町の深地層研究センターです。

幌延深地層研究センター(8月28日 北海道幌延町) 

先週、この施設を6年ぶりに国の原子力規制委員会の委員らが視察しました。やってきたのは1月に完成したばかりの地下500メートルの調査坑道。人が日常的に入ることができる日本で最も深い調査坑道です。

幌延深地層研究センター​ 舘幸男所長
「岩盤が直接に見えるようになってます。水が少しありますが、水がじわっと、抜いてもじわっと出てきます」

原子力規制委員会の視察のようす(8月28日 幌延深地層研究センター)

核のごみの地層処分は、地下300メートルより深い安定した岩盤に埋め人の生活環境から隔離する方法でその技術を、放射性物質を持ち込まずに研究するのがこのセンターです。

原子力規制委員会は今後、地層処分の規制を整備するため、2025年から研究を進めていて、今回の視察は研究の最先端を把握するのが主な目的です。

原子力規制委員会 長崎晋也委員
「実験室と実際のスケールというのは、やっぱり違うところがあります。こういう施設での成果というものに対して、非常に大きな期待をしている」

「核のごみ」をめぐっては、国は3月の南鳥島に続き、8月31日には、茨城の常陸大宮市にも最終処分地選びの文献調査を申し入れていて、動きを加速させています。