「9人に1人身寄りなし」試算も、自分の最期どう考える?
小川彩佳キャスター:
皆さんの年代や境遇によって受け止め方は様々だと思いますが、必ず誰しもに訪れる人生の閉じ方のお話です。トラウデンさん、考えたことあります?
トラウデン直美さん:
自分のことはまだ実感できないですけど、親戚だったり、あともし自分に何かあったときに両親はどうするかなとか、これをきっかけに色々と想像してしまいました。小川さんは、いかがですか?
小川キャスター:
やっぱり最初にパッと浮かぶのは子供の顔ですけれども、でも自分の子供の人生を制限する方向には向かって欲しくないなとも思うので。
藤森祥平キャスター:
それは親心ですよね。
トラウデン直美さん:
葛藤のある方もたくさんいるでしょうね。
藤森キャスター:
色々皆さん思うところがある中で、社会全体としてこの人生の最期を支えていけないかという取り組みとして、今回の法改正が行われました。

これまでは家族が担うことが多かった日常の生活、例えば入院時の手続き、それから亡くなった後の葬儀や納骨などを、今度は社会福祉協議会などが支援する仕組みを作るということになりました。
特に経済的に余裕がない方にも無料や低額で支援を受けられるような形を想定しているということで、2028年の6月までの施行を目指しているそうです。
今までは民間の事業者が有償で行ってきた支援のサービスを、2年後までには社会福祉協議会などの非営利組織が実際にサポートしますよということになるんですね。
トラウデン直美さん:
国や行政、協議会などがやってくれるっていうのはとても助かると思いますし、生前の不安感というのが少しでもなくなればいいなと思います。でも、制度はもちろん大事ですけど、それだけではなく、やっぱり人と人とのつながりや社会とのつながりはちゃんと担保しておきたいですね。
藤森キャスター:
できるといいですよね。
この制度が必要になってきた時代背景としては、とにかく親族がいない高齢者がどんどん増えてきて、これには未婚だったり晩婚化が進んでいることが挙げられます。これでは配偶者や子供のいない高齢者は今後も増えますよね。

小川キャスター:
ただ、アメリカの高齢者を調べた研究によると、家族がいれば安心とも限らないようです。未婚の人は家族以外の人と人間関係を長年かけて築いている場合があり、いろんなネットワークを持っている場合があると。
つまり、結婚の有無で亡くなる前の医療や身の回りのケアに、差はほとんどないという調査結果も出ているようです。
困った時に頼れる人間関係や社会との繋がりを、どれだけ長い年月をかけて築いているかが大事になってくるみたいです。

トラウデン直美さん:
やはり人と人とのつながりに安心感を得たり、相談ができたりと、様々なことができると思います。そして、何より情緒的なつながりを最後まで持ち続けたいっていうのはあると思いますね。やっぱり最後まで、人間らしく人生を謳歌するのが理想だなと思いながらも。
藤森キャスター:
そうですね。みんなそう思っていると思います。
小川キャスター:
その理想に向かっていきたいという思いはあると思いますけれども、元気なうちから考えておきたいことかなという気もします。














