インド空軍と航空自衛隊による2国間では初の戦闘機による共同訓練が日本で行われています。投入されたのはロシア製の戦闘機です。
今月、日本で初めて実施されている航空自衛隊とインド空軍による共同訓練。両国の戦闘機による戦術訓練などが行われています。
航空自衛隊中部航空方面隊司令官 坂本浩一空将
「日印は特別な戦略的グローバルパートナーシップの関係にあります」
インド空軍 シンハ中将
「我々は互いに学び、より強く深い関係を構築する」
近年、目まぐるしい勢いで経済成長を続けるインド。日本は、そのインドを「特別な戦略的パートナー」と位置づけています。
経済や開発面での協力だけなく、2019年には2+2=外務・防衛の閣僚会合も初めて開催。これまでも陸や海上での訓練は続けられてきましたが、今回は初の日本での戦闘機による共同訓練と、また一段ステージが上がった形です。
インド空軍 ロヒト・カピール大佐
「この訓練は防衛協力強化と戦略的関係を深める、新たなステップになるだろう」
今回、注目されたのは日本に初めて飛来したインド空軍の主力戦闘機「スホイ30」。ロシアの航空機メーカーが開発したもので、中国にも配備されています。中国機やロシア機の領空侵犯に目を光らせる日本にとって、実戦的とも言える訓練を通じ、相手の能力・戦術を知る貴重な機会なのです。
そして、もう1つの注目点はインド空軍で史上初めての女性の戦闘機パイロット。今回の訓練に臨んでいます。
初の女性パイロット
「私のような女性のパイロットや女性の幹部たちはとても努力家。全員があらゆる分野でその技能を磨き、自らの道を切り開いていくでしょう」
一方、同盟関係は結ばず、必要な国益に応じてパートナーを選ぶ、独自の「全方位外交」を展開するのもインド。ウクライナ侵攻をめぐっては、貿易などで対ロシア制裁を強める欧米とは異なるスタンスです。
こうした情勢の中、インドが今回、日本との防衛協力を深めようとする理由について専門家は。
岐阜女子大学 堀本武功客員教授
「中国に対するけん制、中国に対するデモンストレーションというのが一つあると思う。インドも日本も、ほぼ同じような脅威認識を持っていますから」
経済だけでなく外交・安保面でも、インドの存在は一層、大きなものとなりそうです。
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