9月になっても猛暑日が当たり前になった今。実りの秋も試行錯誤が続いています。
記者 八幡真和
「こちらの圃場では、暑さに強い新品種のコメの稲刈りがおこなわれています。果たしてその出来栄えは?」
2日、島根県雲南市の田んぼで収穫がおこなわれたのは、島根県で36年ぶりに誕生した新品種米「つぶきらり」です。
島根県農山漁村振興課 清水学 係長(当時)
「まず、高温に強い。去年、おととしと試験をしているが、暑かった夏の中でも、いい品質が穫れている。収量もよく穫れる」
暑さにより白く濁る米が増えるなど、コメの品質低下や収穫量の減少が大きな問題となるなか、県が暑さに強いコメとして開発したのが「つぶきらり」です。
確かに、今年のコシヒカリなどの初検査で一等米比率は。
検査員
「白未熟ですね。高温の影響か、水が少なかったかわかりませんが、一等は少ないかな、そう思います」
一等米比率は過去最も暑い夏となった去年よりも低い21.8%。
雲南市の16アールの水田で試験栽培が始まった「つぶきらり」は今年の猛暑の夏を乗り越えての収穫。
隣の田んぼにコシヒカリを植え、生育の違いを確認しながら育ててきましたが…
なべやまらいす 石原公夫 代表取締役
「(つぶきらりは)特に作りにくさなどはなかった。コシヒカリに比べて穂の高さが低いので倒伏しにくくて作りやすいコメと思っている」
暑さに強いことに加え、粒が大きく、収穫量はコシヒカリよりおよそ20パーセント増える見込みとのことですが…
なべやまらいす 石原公夫 代表取締役
「皮を剥いでみたが、見たかんじでは粒も大きくて、高温障害が少ないような気がする。やっぱり暑さに強いのかなと思っています」
今年収穫した「つぶきらり」は、県が収量や品質などを調査し、再来年には150ヘクタール規模での本格的な栽培を予定しているということです。
なべやまらいす 石原公夫 代表取締役
「米価も乱高下している中で、暑さに強い品種ができたということは明るい話題であるし、消費者の人に認められるようになれば価値も高くなってくると思うので、それを目指して頑張っていきたい」
コメ余りによる価格の低下と猛暑による品質の低下のダブルパンチ。コメの生産現場で猛暑を乗り切る試行錯誤が続いています。














