都市部での浸水被害を防ごうという取り組みです。倉敷市で、店舗建設現場の敷地内に雨水をためるための「貯留槽」を設置する工事が行なわれました。

作業が行われたのは倉敷市笹沖の店舗の建設現場です。敷地内に設置された「貯留槽」は、建物の屋根や側溝から流れてくる雨水を4万3000リットルまで貯めることができます。その雨水を少しずつ水路に放流していくことで、都市部での浸水被害を防ごうというものです。

倉敷市は去年(2022年)4月に「倉敷市総合浸水対策の推進に関する条例」を制定し、2000平方メートル以上の都市開発を行う場合は、市と排水計画について協議を行なうことが必要となりました。

(倉敷市下水道部浸水対策室 藤井孝室長)「浸水対策の一助となる事業ですので、事業者の皆様には積極的な取り組みをお願いしていきたいと思っております」

倉敷市では、今年度内にこの施設を含めて3か所で、貯留槽が設置されるということです。