その答えは、農園の外に

その答えは、農園の外にありました。

<渥美さん>
「これが“常春”のヒミツ。こちらが吸収冷温水機で、弊社の製品です。こちらから冷水を発生させて(農園の)中の環境を整えています」

Q:配管の役割は?
<渥美さん>
「配管は工場や太陽熱の熱を集めて、(吸収冷温水機の)中に入れている。熱を入れた機械から冷水を発生させて供給しています」

「吸収冷温水機」という空調設備は、工場を稼働させる際に生まれる廃熱や太陽熱などさまざまな熱を使い、気化熱の原理を利用して、7℃ほどの冷たい水を作り出します。

これを空調や土の下に冷水を通すことで、農園を常に春のような環境にすることができるようになりました。

また、温度管理にコストがかかる従来のハウス栽培と違い、廃熱を使うことで生産者の経済的負担が減ることも期待されます。さらに…

<矢崎エナジーシステム環境システム事業部 末満歩夢さん>
「イチゴは温度変化、冷却に対してすごく厳しい作物です。イチゴがコントロールできれば、ほかの作物にも適用できるのでは」

矢崎エナジーシステムでは、さらに実証実験を続け、ほかの野菜にも広げていきたいとしています。異常気象や価格高騰に苦しむ生産者の手助けとなるか、期待が高まります。