「利恵の命を奪った直後だったら何とも思わなかった」

大石:自分の尊い大好きな娘の命を奪った人間だとしても、その人の命が奪われてしまうことへの…何て言うんですかね、複雑な心境ということなんですかね。

磯谷さん:でも、もしそれが利恵の命を奪った直後だったら何とも思わないでしょうね。やっぱりある程度時間が経って、一応死刑判決が出たということで一安心して、そういう面もあるのかもしれません。ささっと執行されたらそういう感情が湧いたかどうかはわかりません。

大石:つまり、ある程度時が経ってご自身の中で、ある意味消化できた部分があったということですか?

磯谷さん:多分そうじゃないかなと思います。だからと言って許せるという感情ではないですけどね。なんかやっぱり事件当初のあのカーッとした感情ではなくて、少し落ち着いた状態での死刑執行だったので、それも突然それが執行されたので、なんか複雑な感じですよね。