河野太郎デジタル大臣は、おととしの総裁選の際の選挙対策本部の陣営と総裁選後に初めて会合を開きました。出席者は「政局とは全く関係ない」と述べていますが、憶測を呼びそうです。

記者
「今、河野大臣が到着しました。これから河野氏を支えるメンバーと会合を開きます」

河野デジタル大臣は23日夜、おととしの総裁選で▼河野氏陣営の本部長を務めた伊藤達也・元金融担当大臣や、▼本部長代行を務めた岩屋毅・元防衛大臣らと会合を行いました。

関係者によりますと、この会合は去年から模索されており、総裁選後、初めて開かれたということです。

与党幹部は「菅前総理の動きといい、きな臭い」と述べるなど、河野大臣周辺の動きを警戒しています。

これに対し、河野大臣の側近は「“岸田おろし”ではない。河野氏は岸田総理を支えようとしている」と述べるなど、今回の会食に「深い意図はない」としています。

また、出席者の1人は会合のあと、「過去の総裁選の話ではなく、未来の政策について話をした。政局とは全く関係ない」と話しました。

ただ、岸田内閣の支持率が低迷する中、報道各社の世論調査で「総理にふさわしい人」として河野大臣は常に上位にあがるだけに、永田町では憶測を呼びそうです。