医療的ケア児を育てる家族にとって、自分の時間を持つことも簡単ではありません。夜も満足に眠れない生活を送りながら、「好きなこと」を生かして社会とつながる一人の母親を取材しました。
今月開院した小児歯科医院。受付で患者さんが差し出した診察券。そこ描かれているのは『ブタ』のイラストです。


患者さん
「かわいい」
「どのブタさん好き?」
「全員好き」
患者さん
「ブタの絵書いてあるね。ダンディーなブタさんとか」

しろぶた小児歯科 佐野哲文さん
「びっくりした表情とかポテチ食べている表情とか、そういうのが彼女のイラストの中に凝縮されている。親御さんたちもくすっとされる表情とかあって面白い」

この温かいイラストを描いたのは、医療的ケアが必要な子どもを育てる、素人のママでした。
県内に住む久枝美帆さん。三男の渉くん(10)は2歳の時に「ミトコンドリア病リー脳症」を発症。生まれつき体に十分なエネルギーを作ることができず、脳の発達や運動機能に影響が出てしまう難病で医療的ケアが必要です。5年前に夫を事故で亡くした久枝さん。

夏休みの今、女手一つで3人の子どもを育てる傍ら、日中は渉くんのケアにつきっきりです。

久枝美帆さん
「薬は朝15種類。夜は14種類飲んでいます」














