【SUMIWAKEプロジェクトとは】
牧場経営サポートや電気柵設置を手がける「ファームエイジ」(当別町)が、自治体や大学と連携して推進。荒廃地に牛を放牧し、牛に伸び放題となった草を食べさせることで見通しの良い空間をつくり、緩衝帯を整備・維持する実証実験です。

プロジェクトで牛の管理者を務める田中純平さんは、牛を活用するメリットを語ります。
「人間が緩衝帯をつくろうとすると、広大な土地の藪払いが必要になり非常に大変な労力がかかります。しかし、牛や馬に草を食べてもらうことで藪がなくなり見通しが良くなります。さらに草は牛たちのタンパク源にもなり、そのまま野生動物対策にもつながるのです」
当別町で行われるこの実証実験は3年間にわたって実施される予定です。牛による緩衝帯の維持管理ノウハウを蓄積し、クマと人が共存できる新しい地域モデルの構築を目指します。また、今後は馬の放牧も予定されています。

管理者の田中さんによると、牛を襲うクマは少なく、飼料の適切な管理や死骸放置を行わない徹底した対策を講じていれば、牛が襲われる過度な心配はないとのことです。














