「カントリーミュージックの女王」と呼ばれるアメリカの歌手ドリー・パートンさんが亡くなりました。80歳でした。

パートンさんの甥が25日、SNSに動画を投稿し明らかにしました。

特徴的な声での迫力ある歌唱と気さくな人柄で幅広い世代を魅了したドリー・パートンさんは、アメリカ南部テネシー州の貧しい家庭に生まれ、1960年代から歌手として活動。

のちに、ホイットニー・ヒューストンさんがカバーした「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラブ・ユー」など数々のヒット曲を生み出し、全世界で1億枚以上のレコードを売り上げグラミー賞を10回受賞しました。

女優としても活動したほか、子どもたちに本を無料で届けるなど慈善活動にも力を入れてきました。

近年は体調不良が続いていて、ラスベガスで予定していた公演も健康上の理由で延期したのち、今年5月に中止を発表していました。

現地メディアは次々と速報でパートンさんの死を報じ、「労働者階級のアメリカ人の象徴」であり、世代や地域、政治的な違いを超えて愛された「稀有な存在」だったと評しています。

トランプ大統領もSNSで「最も素晴らしいカントリー歌手の1人で、それ以上の存在だった」として追悼し、全米の政府施設で1週間、半旗を掲げるとしています。