ヒラメに“緑の光”を当てると…養殖研究も間近で

オススメの大学博物館2つ目は、『北里大学アクアリウムラボ』(神奈川・相模原市)

大学博物館ライター・大坪 覚さん:
「様々な魚が飼育・展示されている。間近で見られる可愛らしい施設」

中に入ると、ミズクラゲやネコザメ、絶滅危惧種のムサシトミヨなどの魚たちが泳ぐ水槽がズラリ。

この施設は、水中の生き物について研究・調査をする「海洋生命科学部」が運営する全国でも珍しい、“キャンパス内にあるミニ水族館”で、川や海の研究や調査のために持ち帰った約90種類の魚たちが見られます。

なかでも、他の水族館では見れない展示が、「ヒラメ養殖の研究室」。

暗室のような場所にある水槽には、緑色のライトが当てられて数匹のヒラメの姿が。実はこれ、「ヒラメが成長する光の色」を研究してる展示なのです。

『北里大学アクアリウムラボ』井貝勇斗さん:
「緑の光を当てることによって食欲を司るホルモンが放出され、エサをよく食べるようになるのではないか…まではわかっている。なぜ緑色なのかはまだ研究中」

まさに今行われている“水産業の新しい養殖技術になるであろう研究”を間近で見ることができるのです。

他の水槽にいたのは「ナンヨウツバメウオ」の幼魚と成魚。この魚は水面の近くで生息しているため、小さい頃は“枯れ葉などの色”で他の魚から身を守るのですが、大きくなると、その必要がなくなり全く違う色になるのです。

ヤドカリやヒトデなど生き物に触れたりエサやり体験ができるコーナーでは、子どもたちが夢中になっています。

「カニがいた!海のカニは初めて触ったけど、川のと違って丸っこい」
「ウニにワカメをあげた。どういう食べ方をするのか観察できてすごく面白かった」

井貝さん:
「生き物に触れる機会が減ってきている。実際に見てもらって、『こういう生き物がいるんだな』というのを知ってもらいたい」

(THE TIME,2026年8月24日放送より)