愛媛県は厳しい残暑が続いています。
25日は松山や大洲など7つの観測地点で、最高気温が35度以上の猛暑日を記録しました。
長引く暑さで川には異変が。
地域の伝統や名物に影響が出ています。

(伊崎茉莉花記者)
「午後1時過ぎです。日なたに立っているだけで汗が流れる厳しい暑さです」

愛媛県内は25日も各地で気温が上がり、大洲で36.4度、鬼北町近永で36.2度など7つの観測地点で猛暑日を記録しました。

松山でも35.1度を観測。
強い日差しが照りつける中、残暑とは言い難いうだるような暑さが続いています。

(高校生)
「いや~暑いっすね。やばいですもう無理」

(東京からの観光客)
「朝とか東京よりけっこう暑い」

(会社員の女性)
「めっちゃ暑いです。この下タンクトップなので」


こうした中、松山市内の理容室では。

厳しい暑さでかいた汗をさっぱり洗い流そうと、子どもたちがシャンプーを体験しました。

県生活衛生同業組合が企画したイベントで、参加した子どもたちは理容師からコツを
教わりながら、泡立てたシャンプーで家族の髪を洗い、ドライヤーを使った仕上げまで挑戦しました。

(母親)
「すごく気持ちよくて幸せ。また家でもやってもらいたい」

背中が濡れるハプニングも…。

(理髪店オーナー)
「すみませんね~新人なもんで。大丈夫ですかまたお願いします」

急きょドライヤーで服を乾かす一幕もありましたが、理容室は和やかな雰囲気に包まれていました。


一方、暑さで懸念されているのが…

(近藤雅之アナウンサー)
「きょうも強い日差しが照り付ける大洲市内。清流・肱川にも影響が出ています」

「ウは今、多分『大概にしてや』と言っていると思う。『暑い』と」
そう話すのは、鵜匠の井上利和さんです。

日本三大鵜飼に数えられる「大洲のうかい」。

手綱に繋がれたウがアユを捕まえる様子を、屋形船から間近で見物することができる
大洲の夏の風物詩ですが、このところの猛暑で深刻な影響が出ています。

(鵜匠の井上さん)
「今の時期、午前中ならアユが水面をはねる状態だが、見ての通り平穏無事で何もない」

川の水温上昇に加え、雨が少なく水位が低くなった影響で、アユが激減していると言います。

(鵜匠の井上さん)
「平年と比べたらかなり下、半分以下、3割獲れているかなという感じ」

今のところ、屋形船の予約は平年並みを保っているものの、来月20日までのうかいシーズン中に、アユの数が例年並みに回復する見通しは、立っていないということです。

(鵜匠の井上さん)
「9月以降になれば、上流から産卵でアユが下りてくるので見栄えも良く、大きくなるのでそれを期待してやっている」

影響はアユを扱う飲食店にも。

屋形船で提供する仕出し料理を手がける市内の飲食店では…

(むらや 西山徹さん)
「見て一目瞭然で大きさが3分の1とか」

塩焼きに使えるサイズのアユが入荷できず、やむを得ず養殖モノを扱うことを決めました。

(むらや 西山徹さん)
「決断としては…もう苦渋。養殖では出ない、苔をたくさん食べたアユの香りを感じるのは、圧倒的に天然だと思う」

来年以降もこの状況が続けば、大洲のアユを提供できなくなるおそれもあるということで、影響の長期化が懸念されます。