■陸上 ダイヤモンドリーグ第12戦 ローザンヌ大会 第1日(日本時間21日、スイス)
陸上の世界最高峰ダイヤモンドリーグ(DL)のローザンヌ大会が開幕。男子棒高跳の世界記録保持者(6m31)のA.デュプランティス(26、スウェーデン)が出場し、大会記録の6m21で優勝した。今季のDLは6戦4勝。
助走路の周りを観客が取り囲む街中の特設会場で行われた棒高跳には、昨年の東京世界陸上の1位から4位までの選手が顔を揃えた。異常な熱気の中、2年ぶりの出場となったデュプランティスは最初の5m51を軽々とクリア。続く5m66をパスし、バーの高さ5m81、5m91も一回で成功させた。優勝争いは、高さ6m01をクリアしたデュプランティスと前回覇者のE.カラリス(26、ギリシャ)の2人に絞られた。
一気にバーの高さを6m16に上げると、自己ベスト6m17のカラリスは1回目は失敗、デュプランティスは1回でクリア。カラリスは2回目を成功させると、デュプランティスも拍手し抱き合い、互いに喜びを分かち合った。
さらにバーの高さは、大会記録(6m15)を上回る6m21へ。カラリスは1回目の跳躍で惜しくもバーに胸が当たり失敗。しかし、デュプランティスはまたも1回で成功させ、力強くガッツポーズを見せ、会場は大興奮に包まれた。追い込まれたカラリスは2回目も失敗すると、3回目の跳躍をパスしてバーを6m26まで引き上げた。しかし、この高さをクリアすることはできず、この時点でデュプランティスの優勝が決まった。
その後、世界記録となる6m32に挑戦したデュプランティスだったが、2回ともバーを超える際に足がかかり失敗。マットの上で悔しがる姿を見せたが、ここで競技を終了させ、世界記録更新はならなかった。
2日目の日本時間22日は女子やり投が行われ、日本の北口榛花(28、JAL)がエントリーしている。
【今季のDL成績】※日付は日本時間
上海大会(中国)5月16日:優勝 6m12
ストックホルム大会(スウェーデン)6月8日:2位 5m80
パリ大会(フランス) 6月29日:優勝 6m13
モナコ大会(モナコ)7月11日:優勝 6m07
ロンドン大会(イギリス)7月18日:2位 5m95
■アーマンド・デュプランティス
1999年11月10日生まれ、元棒高跳の選手だった父が作った自宅裏庭の練習場で競技を開始。2015年のU18世界陸上、2018年のU20世界陸上で金メダル。世界陸上は2019年ドーハで銀メダル。その後、2022年オレゴン、2023年ブダペスト、2025年東京で3連覇。五輪は2021年東京、2024年パリで金メダルを獲得。2024年には大谷翔平やテニスのN.ジョコビッチ、サッカーのレアル・マドリード所属のV.ジュニオールなど錚々たる面々を抑えて、国際スポーツプレス協会(AIPS)が選出するスポーツ界の年間最優秀選手に輝いた。

















