■第108回全国高校野球選手権 第14日・第2試合 準決勝 天理 0ー1 健大高崎(20日、阪神甲子園球場)

健大高崎(群馬)が天理(奈良)を破り、夏の甲子園6度目の出場にして初の決勝進出を決めた。試合は1回、佐藤麻恩(3年)の適時打で先制。投げても佐藤が天理打線を8回途中まで2安打無失点、その後は3投手が継投し完封リレー。初回に挙げた1点を守り切った健大高崎が夏の甲子園初制覇に王手をかけた。決勝は22日、智弁和歌山(和歌山)と対戦する。

健大高崎の先発・佐藤は立ち上がり、1死から四球で走者を出すも、後続を抑え無失点で切り抜けた。するとその裏、打線は天理の先発・長尾亮大(3年)に対し、1死から2番・石田雄星(3年)が四球で出塁、3番・大岩翔斗(3年)が左安打を放ちチャンスを広げた。すると4番・佐藤にライトへ適時打が飛び出し先制に成功。

自らの一打でリードを奪った佐藤は中盤に入った4回、1死から3番・永井仁之丞(2年)にこの試合初ヒットとなる中安打を許すが、捕手の大岩が盗塁を阻止するなど、守備陣も好守で支え、無失点に抑えた。

その裏、7番・岩井由来(2年)が左二塁打を放つと、長尾の暴投の間に三塁へ。続く豊永飛輝(3年)は四球を選択。9番・溝口寛人(3年)が送りバントを決め2死、二、三塁と追加点の好機を作った。しかし、二塁走者の豊永はけん制に引っかかり一時セーフ判定もビデオ検証の結果、判定が覆りタッチアウト。絶好の好機を生かせず、追加点を奪うことができなかった。

1点リード変わらず終盤に差し掛かった7回、佐藤はこの回先頭の2番・田畑龍二(3年)に右安打を許した。同点の走者を出したが、続く3番・永井のバントはフライとなり、佐藤が好捕。さらに後続を二者連続三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

8回、ここまで天理打線を無失点に抑えていた佐藤は1死を奪ったところで降板。2人目・背番号「10」の北田がマウンドへ上がり、無失点とした。9回は北田が得点圏に走者を背負ったところで降板となるも3人目・石田翔大(3年)が、2死満塁の場面では4人目・エース石垣聡志(2年)が登板。5番・関村偉千陽(2年)から空振り三振を奪い、天理打線に反撃を許さず。初回の1点を守り抜き勝利した健大高崎が夏の甲子園で初の決勝進出を決めた。