富山大空襲の戦災資料を展示する「常設展示」について、富山県の新田八朗知事は18日の定例会見で、今秋をめどに富山県と富山市で方向性を定める考えを明らかにしました。前日に富山市の藤井裕久市長が「実現する」と明言したことを受け、県と市がタッグを組んで具体化へ動き出します。
18日の定例会見で新田八朗知事は次のように述べました。
富山県 新田八朗知事
「藤井市長がおっしゃるように県と富山市、力を合わせて実現に向けて進めていきたいと思います。ことしの秋ごろには方向性を定めて実現に向けて取り組んでいきたい」

戦災資料の常設展示をめぐっては17日、市民団体「富山大空襲を語り継ぐ会」が、富山市の藤井裕久市長に対し常設展示の実現を求める要望書とともに、3000人分を超える署名を手渡しました。

常設展示について、富山市の藤井市長は17日に述べていました。
富山市 藤井裕久市長
「(常設展示は)実現します。常設展示は室になるか館になるかわからないけど、常設展示は実現します。その方向で準備していますんで、富山県と富山市と」

常設展示の実現を明言しました。
藤井市長の発言を受けて、新田知事は次のように述べました。
富山県 新田八朗知事
「藤井市長がおっしゃったことに、私もまったく賛成であります。昨年の戦後80年を機に、このことについてとても関心が高まってきたと考えています」

富山県は、きょう18日まで、県民会館で、富山大空襲の焼夷弾をはじめ戦災資料約250点を展示する「戦時下のくらし展」を開催していました。
会期6日間の来場者数は1100人を超え、去年の戦後80年に次ぐ多さだったということです。

今回初めて展示されたのが「モロトフのパンかご」とも呼ばれる米軍が投下した焼夷弾の残骸です。
この中に、多数の小型焼夷弾が収まっていて、空中で散らばり矢のように降り注ぎました。

富山市の民家で保管されていたもので、新田知事はこの展示にもに言及し、戦災資料の収集・保存に前向きな姿勢を示しました。
富山県 新田八朗知事
「新しい展示物も出てきています。たぶん今後もこうやって出てくるのかなというふうに思います。なので、どれくらいの規模にしていくのか、どこまでやるのか、そこらへんは、特に予見を持たずに検討会で考えていければと思っています」















