「完璧は無理」大切なのは「みんなで80%」

薬や医療機器といった必需品に加え、生活に使う物品にも配慮が必要です。また、支援が必要な人に集中するあまり、保護者を始め、ケアをする側が、自分の避難道具を忘れるケースもあります。

笠間さん「私も忘れ物が多くて、息子の呼吸器に使う注射用水っていうお水があるんですけど、そのお水だったり、注入する経腸栄養剤だったり、本当に重要なものを忘れました(笑)。普段だったら本当に忘れないようなものを忘れましたね」

訓練を繰り返している笠間さんでも、必要なものを完璧に持ち出すことは、難しいのが実情です。一方で、完璧を目指すよりも、大切なことが見つかりました。

笠間さん「完璧は無理!(笑)これ持ってくれば良かったなって毎回あるんですけど、あとチェックリスト作っておいたのにとかね(笑)。でも本当にバッと(災害が)勃発した時は、なかなかその綺麗事(完璧)は難しいところは多くあると思う
ので「無くても助け合える」、1人で100%完璧を目指すよりも、みんなで80%くらいを目指していくというか。全部1人で『私がやらなきゃ』ってなると辛いですよね。私もできないです。無理です。助けてもらわないとならないので。そう思います」

「みんなで80%を目指す」そして、残りの20%をお互いが助け合っていく。これは障害のあるなしに、限ったことではありません。普段から、近所や地域の人と、
顔が見える関係を作ることが、大切です。