「逆転の有明」。その最後まであきらめない姿が地元・熊本の力になっています。夏の甲子園。熱戦の裏には、チームをこえた、全国の高校球児たちの雄姿がありました。

ここまで2試合連続逆転勝ちで勝ち進んできた有明。全試合に先発してきた工投手が左手を骨折し急きょ、斉藤投手が登板しますが、初回、相手に先制され苦しい立ち上がりに。

0対1のまま迎えた8回。有明は、2アウト満塁のこの日一番のチャンスで、甲子園初打席の代打、廣沢選手。

起用に応え、値千金の逆転タイムリー!この回、一挙4得点で相手を突き放し、有明が3試合連続の逆転勝ちでベスト8進出!

甲子園に巻き起こっている有明旋風は、被災地の力になっています。

避難している人
「私たちも負けないように頑張らなくちゃいけないんです。うれしい、最高の日ですね」
「災害は忘れて応援しました。元気をもらいました」

「あんなにみなさん頑張っていると、応援しているのか、応援されているのか」

一方、敗れた福島・東日本国際大昌平の選手や応援団からもエールが…

東日本国際大昌平 照沼佑崇 投手
「初出場同士でどっちかが絶対に負けるという中で有明が勝って、このまま有明旋風で優勝するくらいの気持ちでやってもらいたい」

東日本国際大昌平の応援団
「(福島も)2011年に被災しているので、負けはしましたけども、今は熊本をいわき市みんなで応援していますので、有明に負けてよかったかな」

有明は、これまでも対戦相手から力をもらってきました。

2回戦、長崎日大との試合では…

「フレフレ熊本!フレフレ熊本!」

こうした応援を背に、有明は快進撃を続けています。

熱戦から一夜明けた、けさ5時半。野球部の応援メンバーや吹奏楽部の生徒など、応援団およそ100人が甲子園球場から“いったん”戻ってきました。

というのも、応援団はこのあと午後11時に、再び甲子園に向けて出発するという弾丸行程なんです。

「寝ます。寝ます。寝ます」

一方、野球部は、もう少し頑張らないといけません。

「午前中、練習で昼までやる」

「(Q.野球部は練習するんだって)うわぁ…」

有明はあすの第4試合。ベスト4をかけて群馬県の健大高崎と対戦します。