天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、国際会議であいさつされました。

きょう(17日)午前9時半ごろ、愛子さまは水色のセットアップ姿で「半導体物理国際会議」の会場、京王プラザホテル(東京・新宿区)に到着されました。

その後、愛子さまは開会式にのぞみ、スピーチされました。

冒頭、熊本地震と千葉豪雨の被災者に見舞いの言葉を述べられました。

「あいさつに先立ち、令和8年熊本地震および令和8年8月千葉豪雨により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆さまと被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます。そして連日の厳しい暑さの中、多くの方が避難生活を余儀なくされていることを案じています。被災地の復旧や復興が進み、平穏な日常が一日も早く戻ることを切に願っております。本日、第37回半導体物理国際会議の開会にあたり、多くの国と地域から参加された研究者や技術者をはじめとする皆さまとご一緒に、この開会式に出席できますことを嬉しく思います。1947年にトランジスタが発明されて以来、急速な発展を遂げてきた半導体技術は、いまや社会のあらゆるところで活用され、私たちの日々の暮らしや、社会全般を支える不可欠なものとなっています。身近なところでは自動車や航空機、パソコン、スマートフォン、LED照明など、そして近年は人工知能をはじめとする最新の科学技術へと、半導体の用途はさらに拡大してきています。特に、高度な情報処理を必要とする情報通信分野や、効率的な電力の利用・管理が求められるエネルギー分野において、半導体技術はなくてはならない基盤を形成しています。今後、人工知能や通信技術のさらなる発達により、半導体はますます重要な位置を占めるようになると考えられます。地球環境問題などに対応した、持続可能な社会を実現し、また、人工知能を適切に活用することで、人々の暮らしをより豊かにしていく上でも、半導体技術の果たすべき役割はますます大きなものになっていくことでしょう。そのような半導体技術の発展は、半導体物理学の地道な基礎研究によって支えられてきました。日本においても、ノーベル賞受賞にも繋がる優れた基礎研究が積み重ねられ、世界の半導体技術の進展に貢献してきています。半導体物理学の発展に長年にわたり尽力されてきた世界各地の関係者の皆さまのご努力に心から敬意を表します。半導体物理国際会議は1950年に第1回が開催されて以来、半導体物理学における知見の蓄積と共有、ならびに研究水準の向上に大きな役割を果たしてきました。このたびの第37回半導体物理国際会議は『未来社会のための半導体科学と技術の新たな地平』をテーマに開催されると伺っています。学術界および産業界の研究者と技術者が一堂に会し、活発な議論を通じて科学技術の進展やより良い社会の実現に向けた道筋が示されるとともに、分野や国境を越えた新たな協力関係が育まれることは大変意義深いことと思います。また、次の世代を担う若い世代の参加者の皆さまにとっても、この会議での経験がそれぞれの歩みを進めていく上で、実り多いものとなることを願っています。結びに、この会議が半導体物理学の一層の発展と、現代社会が直面する様々な課題に応える科学技術の進展につながることを祈念し、開会式に寄せる言葉といたします」

この会議は半導体についての最新の研究成果を発表するもので、世界各国から学者らが参加しています。

開会式では、高市総理がメッセージを寄せたほか、小野田経済安全保障担当大臣や小池都知事が挨拶。愛子さまは、一人ひとりに拍手を送られていました。

愛子さまが国際会議であいさつされるのは、2025年5月の「世界災害救急医学会」に続いて2回目です。