小説「荒地の家族」で芥川賞を受賞した仙台市在住の小説家・佐藤厚志さんが先ほどtbcの単独インタビューに応じ、受賞の喜びを語りました。
きょう午前、tbc本社を訪れた佐藤厚志さん。東京での受賞会見を終え、昨夜仙台に戻りました。
佐藤厚志さん
「ようやく見慣れた風景を見られて落ち着いてきた。家族だけでなく親戚、近しい人も喜んでくれていた」
小説「荒地の家族」の舞台となっているのは、東日本大震災の被災地・亘理町です。
佐藤さん
「(東日本大震災について)専門的な意見を言える立場ではないが、ドキュメンタリーなどで拾えない所を小説家の立場で何ができるか」
仙台市内で書店員として働きながら作品を書く佐藤さん。今後については。
佐藤さん
「(今後も書店員として)レジの会計をしていると思う。宮城県の物語は持続して書いていこうと思う」
宮城県出身者の芥川賞受賞は、辺見庸さんと石沢麻依さんに続いて3人目で、午後には仙台市内で記者会見を行う予定です。














