源泉所得税の納付が遅れ5000万円の負担が生じた問題を受け、仙台市が過去の実態を調査した結果、納付が1か月遅れたケースが新たにおよそ1000件、1200万円分、判明しました。

仙台市によりますと、2018年度から今年度までの源泉所得税の納付実態を調査した結果、納付が1か月遅れとなっていたケースが新たに1018件、1177万円分判明しました。部活動の外部指導員への謝礼や審議会の委員への報酬などで納付遅れが起きていたということです。
延滞税や不納付加算税は、60万円程度に上る見通しで、仙台市と税務署が支払いについて協議しています。

市は、月末に源泉徴収した際、納付遅れが起きやすいシステムになっていたと説明していて、納付の遅れが長年に渡り続いていた可能性もあるということです。

調査ではほかに、源泉所得税の徴収漏れなどの誤りも286万6000円分判明しており市が納付金額の精査を進めています。