2027年3月末で閉校する胆振の白老町(しらおいちょう)の小学校で、8年前に埋められた「タイムカプセル」の開封式が行われました。どんな思い出が詰まっていたのでしょうか?

白老町立、竹浦(たけうら)小学校。

この学び舎で過ごした子どもたちが少し成長して帰ってきました。

8年前に開校130周年を記念して埋めた「タイムカプセル」を開けるためです。

集まったのは中学3年生から大学生になった16人。

当時の先生たちとも久しぶりの再会です。もともとは再来年に開封する予定でしたが、児童数の減少などから来年3月で閉校することが決まったため、2年前倒して開けることにしたのです。

竹浦小学校・小原健校長
「子どもたちが140年目の時に来たけども学校がないのはあまりにも寂しいので」

まずは地域の住民たちが重機などを使って掘っていきます。

「タイムカプセル」の箱のふたが見えたところで卒業生にバトンタッチ。

スコップでさらに掘り進めていきます。

ところが、思いのほか深く埋められていたうえ箱も大きく、穴から取り出すことを断念。

その場で開ける作戦に切り替えます。

8年の歳月で、雨がしみ込み中身は濡れてしまっていましたが、乾くにつれて、少しずつ思い出が浮かび上がります。

タイムカプセルに入っていたのは10年後の自分に向けた手紙、そして仲間や家族へのメッセージ。

当時の自画像や手形も出てきました。

高2(当時小3)
「将来の夢はまだありませんが、きっとすごいことをしていると書いている!」

高専5年(当時小5)
「高専に行きたいと思ってますが、どこの高校に進学しますかというところがあるが、今高専の5年なので、今年卒業できそうなので、叶っていて嬉しいなと思ってます」

再開した時は少し恥ずかしそうにしていた卒業生たちも、昔に戻ったかのように会話に花が咲きます。

高3(当時小4)
「閉校は寂しいですけど、思い出をみんなで振り返れて良かったです」

中3(当時小1)
「閉校になるのは寂しいけど、またグラウンドに来て遊びたい」

竹浦小学校・小原健校長
「子どもたちはそれぞれの場所で色々なことに悩みながら前に進んでいるんだと思う、きょうの開封式が子どもたちにとってこれから前に進む力になればと思っています」

かつての学び舎がなくなることになっても、ここで過ごした思い出は卒業生たちの心の中に生き続けます。