庄川水系で水不足が深刻化していることを受け、農業用水や工業用水などの取水量を自主的に2割削減する「取水制限」の実施が決まりました。富山県内で取水制限が行われるのは、1994年の大渇水以来、32年ぶりとなります。

富山河川国道事務所によりますと、庄川の最上流部にある御母衣ダム周辺では、先月の降水量が平年の4割以下にとどまり、ダムへの流入量も6割以下に減少しています。

このままの状況が続けば、今月14日ごろには貯水量がゼロになる見込みです。

こうした状況を受け、今月4日に開かれた会議では取水制限の実施について検討が進められていましたが、きのうの会議で、御母衣ダムの放水量を2割減らすとともに、農業用水や工業用水などの各利用者が自主的に取水量を2割減らすことを決めました。

取水制限は準備が整い次第、速やかに開始される予定です。

富山県内5市の農業用水を庄川合口(ごうぐち)ダムから引き入れる土地改良区連合では、チラシを作成し地元の土地改良区やJAなどに配布、節水を呼びかけています。県内で取水制限が実施されるのは、常願寺川や神通川、庄川などで自主制限が行われた1994年以来となります。