2割を超える夫婦が不妊の検査や治療を受ける中、最新の不妊治療が受けられる「生殖医療外来」が東京都立の病院で初めて開設されました。

東京・豊島区の都立大塚病院。きょう開設されたのが、「生殖医療外来」です。

医師
「採卵であるとか胚移植、あとは子宮鏡手術もこの部屋でやる」

「人工授精」などの一般的な不妊治療に加え、最新の機器を使った「体外受精」や精子を針で卵子に直接注入する「顕微授精」といった“高度な不妊治療”を受けることができます。

こうした治療を受けられるのは、都立の病院では初めてです。

都立大塚病院の医師
「不妊で悩まれてる方であるとか、色んな患者さんに受診していただきたい」

国の機関の調査によりますと、国内で不妊の検査や治療の経験がある夫婦は22.7%。

また、別の調査では、赤ちゃんのおよそ9人に1人が体外受精などで生まれていることが分かっています。

こうしたことから、東京都は今年度、不妊治療の補助に56億円を投入しました。

東京都 小池百合子 知事
「安心して子どもを産み育てられる社会の実現に取り組んでいきます」

不妊治療以外にも、都はこれまでに「子ども」に関する独自の支援策を実施。その背景にあるのは“豊富な財政力”ですが、「チルドレンファースト」の小池都政を都民はどう評価しているのでしょうか。

20代
「ありがたいなっていうのがすごくあって、東京を選ぶ理由にちょっとなったりはしていますね」
20代
「子育てや教育の分野にお金をかけるという方向性は大事かな」
70代
「都だけじゃなくて、国全体としてやってほしい」

東京都の去年の出生数は8万5064人で、10年ぶりに増加。

一方、1人の女性が生涯で出産する子どもの数を示す合計特殊出生率は0.96で、全国で最も低くなっています。