普天間基地所属のヘリコプターの訓練のため、今月31日に下地島空港を使用するとしていたアメリカ海兵隊は方針を転換し「空港を使用しない」と県に連絡しました。

海兵隊は先週、普天間基地所属のヘリ4機が人道支援や災害救援を目的とした飛行訓練を行うため、今月31日に下地島空港を使用すると県に連絡していました。

届け出を受けた県は18日、嘉数(かかず)知事公室長が海兵隊のスティーブン・イースティン大佐に対し、緊急時以外の使用を自粛するよう口頭で要請していました。

19日、改めて県の担当者が海兵隊の渉外官に電話し意向を確認したところ、「沖縄県に拒否されたので見送ることとした」と話し、今回の下地島空港使用を断念する考えを明らかにしたということです。
県は、今後同様の届け出があっても緊急時以外に使用しないよう求めていくとしています。