秋に風邪かな?と思ったら

「治らない風邪だと思っていたら、実は花粉症だった」というケースは珍しくありません。毎年8月末から10月ごろに決まって症状が出る、草むらへ行くと悪化する、果物を食べると口がかゆくなる――。そんな心当たりがあれば、耳鼻科やアレルギー科を受診してみましょう。血液検査などで原因となる花粉を調べることができます。

なお、スギ花粉症では、アレルギー体質そのものの改善を目指す「舌下免疫療法」が普及しています。3~5年ほど毎日治療を続ける必要がありますが、多くの患者で症状の軽減が期待できます。一方、秋の花粉症の原因となるブタクサやヨモギなどには、現時点で保険適用された舌下免疫療法はありません。

現状では治療は抗アレルギー薬や点鼻薬などで症状を抑える方法が中心となります。夏の疲れや残暑のせいだと思っていた体調不良。季節の変わり目に毎年同じ症状を繰り返している人は、「いつ」「どこで」「どんな症状が出るのか」を意識してみると、原因解決の第一歩になるかもしれません。