プレートが柔らかくなって大きく変形し、深発地震を発生させる可能性

この水の再分配により、プレート中心部では主要鉱物の高圧相転移が進むことで細かい鉱物の集まりとなり、プレートが柔らかくなって大きく変形するとともに、深発地震を発生させる可能性が示されました。

一方、外側のプレートは水によって強度が低下し変形しやすくなることで、プレート全体の大変形を促す役割を果たしていると考えられます。

さらに、660 km より深い領域ではこのような水のやり取りは起こらず、水を貯える鉱物が急激に脱水する反応が生じることもわかりました。

深さ約 700 km で発生する最深部の深発地震は、この急激な脱水反応によって引き起こされる可能性があり、最深部の深発地震の成因に新たなメカニズムを提示しました。

【画像提供】石井貴之准教授