イングランドで行われた米女子ゴルフツアーのメジャー大会『全英女子オープン(7月30日~8月2日)』で優勝し、海外メジャー初制覇をした桑木志帆(23、大和ハウス工業)が4日、日本に凱旋帰国し都内で会見を行った。桑木は大会最終日、首位と3打差の2位でスタートし逆転で優勝。前回大会優勝の山下美夢有(25、花王)に続いて2大会連続の日本勢優勝となる快挙を成し遂げた。

照れくさそうにゴルフウェアで登場した桑木「今はちょっとずつ実感が湧いてきた感じです」と笑顔を見せた。「(反響は)だいぶあって、もう本当にいろんな方から祝福のメッセージをもらえたので、なんかすごいなと思いました」と話し優勝後は、インスタグラムのフォロワーが1万1000人ほど増えたという。

お酒が好きだと公言する桑木。優勝後の祝杯について「ホテルに着いてからビールを2本飲んだんですけど、その前にクラブハウス、テントの中でビールとハイボールを飲みました。最初ビール飲んだんですけど、すごい美味しかったです。ちょっとぬるかったのが残念だったんですけど、でも美味しかったです」と話し、自分へのご褒美も「お酒をいっぱい飲むこと(笑)」と笑いながら述べた。

日本人の女子選手で7人目となる海外メジャー制覇となった桑木。全英女子オープン優勝は、2019年の渋野日向子(27、サントリー)、そして2025年の山下に次ぐ日本勢3人目となった。

中でも同じ岡山県出身で2019年に日本勢で42年ぶりにメジャー制覇を遂げた渋野に肩を並べたことには「日向子ちゃんが優勝したときはテレビで見ていて、本当にすごいなっていうふうに思いましたし、刺激ももらえたので。その同じ舞台で勝てたことっていうのはすごい光栄。私のこの姿を見てまた頑張りたいなって思ってくれるジュニアの子たちが増えてくれるとすごい嬉しいなと思います」と後輩に向けてエールを送った。

試合後には渋野から「本当すごいねっていうふうにも言ってくれましたし、またご飯行こうって言ってくれました」と嬉しそうに話し、渋野の存在には「昔から本当にお姉ちゃんみたいな存在で、本当にどこの会場日本でもアメリカでもいつも優しくしてくれてる先輩なので、本当に日向子ちゃんの背中を見て育ってきていつも気にかけてくれてすごい嬉しいしありがたい存在です」と語った。

優勝のボールは「向こうのジュニアの子が欲しいって言ってたんで、投げちゃいました。グローブも投げちゃいました」と記念の用具も次世代にプレゼントしていた。

来季から米ツアーに挑戦する桑木は「来年からはルーキーイヤーで本当にわかんないことだらけで、すごい不安もありますし100%パフォーマンスができるかもまだわからないんですけど、やっぱりやるからには一生懸命頑張って、少しでも良い結果を残せたらいいなと思います」と話し、「良くも悪くも注目される立場になったので、一番はやっぱりジュニアのゴルファーたちから憧れられるような存在になりたい。これからもキラキラできるように頑張りたい」と語った。

【海外メジャー制覇の日本人女子選手】
1977年 樋口久子  全米女子プロ選手権
2019年 渋野日向子 全英女子オープン
2024年 笹生優花  全米女子オープン(※21年は同大会でフィリピン国籍で優勝)
2024年 古江彩佳  エビアン選手権
2025年 西郷真央  シェブロン選手権
2025年 山下美夢有 全英女子オープン
2026年 桑木志帆  全英女子オープン

◆桑木志帆(くわき・しほ)
2003年1月29日生まれ、23歳。岡山県出身。
父の影響で4歳でゴルフを始める。21年国内女子ツアー・ゴルフ5レディスで18歳でプロデビュー。24年6月に行われた資生堂レディスオープンで国内ツアー初優勝を遂げた。今季は、今年5月に行われたSky RKBレディスクラシックでツアー今季初優勝を飾り、翌6月の宮里藍サントリーレディスでも優勝、全英女子オープンの出場権を獲得した。