この春、文部科学省が実施した「全国学力テスト」の結果が公表され、小中学生ともに「国語」の正答率が女子が男子より高い結果となりました。
「算数」や「数学」については大きな男女差は見られなかったものの、「得意」「好き」と回答した割合は男子が女子を大きく上回りました。
「全国学力テスト」は小学6年生と中学3年生、あわせて200万人ほどを対象に今年4月から5月にかけて実施され、小学校の「国語」と「算数」、中学校の「国語」「数学」「英語」の結果が公表されました。
「国語」の平均正答率は小学生は男子が57.7%、女子が65.2%、中学生は男子が60.7%、女子が68.6%で、小中学校ともに女子が男子を上回りました。
一方、「算数」と「数学」では小学生は男子が58.3%、女子が55.5%、中学生は男子が57.0%、女子が58.9%と大きな男女差は見られなかったものの、「得意」「好き」と答えた割合について、それぞれ男子が女子を20ポイント近く上回りました。
去年の「全国学力テスト」でも同じような傾向がみられ、文科省は「親や学校、社会など周囲のアンコンシャスバイアスなどによって広げられている」と分析していました。
今回の結果を受けて文科省の担当者は「適正な進路選択を行うことが男女問わず重要」としたうえで、「アンコンシャスバイアス(=無意識の偏見)の解消に向けた取り組みを進めていきたい」とコメントしています。
また、今回初めて完全にオンラインで実施された「英語」については、異なる問題から構成される試験で児童・生徒の学力を分析できる「IRTスコア」で結果が示され、男子は490、女子は510でした。
さらに、「全国学力テスト」と同時に行われたアンケートでは、小中学生の学校外での勉強時間が減少する一方、スマートフォンやタブレットなどでSNSや動画を視聴する時間について、平日1日あたり「3時間以上」と答えた割合が小学生が37.3%、中学生が49.1%にのぼったことが明らかになりました。
文科省の担当者は「インターネットの長時間利用によって意図せず生活習慣が崩れてしまうという課題もある。インターネットを適切に利用できるような教育や啓発活動に取り組みたい」としています。
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