韓国でサッカーワールドカップ敗退の問題がついに国会に持ち込まれました。不透明な監督選任の疑惑などをめぐり、きょう聴聞会が開かれ、辞任した前代表監督らが追及を受ける異例の事態となっています。
記者
「洪明甫前監督が到着しました。厳しい表情で国会の会場へと入っていきます」
硬い表情で韓国の国会に入っていくサッカーの洪明甫前代表監督。
きょう、ワールドカップの敗退をめぐり、異例の聴聞会が開かれました。会場には、洪前監督のほか、大韓サッカー協会の鄭夢奎前会長ら17人が呼び出されました。
サッカー韓国代表 洪明甫 前監督
「期待に応えられなかったことについて、国民の皆様にまずお詫び申し上げます」
敗退をめぐっては韓国で国民の怒りが爆発し、李在明大統領も「身内重視の人事の失敗だ」などと痛烈に批判していました。
きょうの聴聞会で最大の焦点となったのが、その洪前監督の「選任プロセス」です。
質問に立った議員は、選考ルールを無視し、自宅近くのパン店などで面談しただけで内定したとされる手続きの不透明さを厳しく追及しました。
ペ・ヒョンジン議員
「パン店での面接で監督になれるというのは本当に奇妙だ。恥ずかしいことだと思いませんでしたか?」
サッカー韓国代表 洪明甫 前監督
「戦力強化委員会が提案に来たときには、正常な手続きを経て来たと考えていました」
大韓サッカー協会 鄭夢奎 前会長
「手続きが間違っているとは考えていない。戦力強化委員長が第一候補として洪明甫監督を推薦してくれた」
また、鄭前会長と洪前監督がともに名門「高麗大学」の先輩・後輩であることから浮上した、派閥人事の疑惑にも追及が及びました。
ペ・ヒョンジン議員
「高麗大学カルテル、サッカー協会内に何らかのカルテルが存在したのではとの疑惑があります」
サッカー韓国代表 洪明甫 前監督
「何らかの特別扱いや利益を要求したことは一度もありません」
さらに、洪前監督の「年俸」についても議員が真相をただしました。
サッカー韓国代表 洪明甫 前監督
「私の年収については相互に明かさない条項があるため、ここで直接お話しすることはできません。しかし、今おっしゃった38億ウォン(約4億3000万円)ではありません。絶対に違います」
警察の捜査なども進む中、聴聞会で国民の不信感を拭い去ることはできるのか。
聴聞会は現在も続いています。
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