「選択的夫婦別姓」をめぐって札幌に住む事実婚の夫婦が国を訴えている裁判で、29日、夫婦は、改姓をめぐる苦しみや葛藤を赤裸々に訴えました。
札幌に住む事実婚の夫婦、西清孝さんと佐藤万奈さんは、夫婦別姓を認めない現在の民法や戸籍法は憲法に違反するとして国を訴えています。
29日、札幌地裁で開かれた8回目の裁判では、初めて夫婦本人の口頭弁論が行なわれました。
妻の佐藤万奈さんは一度は改姓し法律婚を選択。しかし、「佐藤万奈」という名前がなくなることへの苦しみや、旧姓使用を認めなかった職場での経験から、体調を崩し、結婚の喜びや仕事を失った経験を語りました。
夫の西清孝さんは結婚前は、「妻が改姓するものだ」と思っていたとしつつ、妻が改姓で想像を超える苦しみを抱えていたことを知り、「自分も改姓の当事者なんだ」と思うようになったと話しました。
また、西さんは結婚を機に改姓するのは95パーセントが女性だとしたうえで「改姓の協議もせずに妻に改姓を押し付けることが非常に不平等」と主張。男性側も当事者意識を持つことの重要性を訴えました。
次回の口頭弁論は10月7日に行なわれる予定です。
東京でも同様の裁判が続いていて、原告の代理人によりますと、判決は、東京と合わせて来年1月下旬の予定だということです。














