鉄道運輸機構は28日、北陸新幹線の駅施設で行う予定の防音工事の入札をめぐり、課長補佐の職員が非公表とすべき情報を入札参加企業に漏洩するなど、談合と疑われる事案があったと明らかにしました。

鉄道運輸機構によりますと、談合の疑いが明らかになったのは、北陸新幹線の小松駅と加賀温泉駅の防音工事の入札です。

小松駅の工事の入札には、JR東日本建築設計とジェイアール西日本コンサルタンツが参加していましたが、今年4月、機構の課長補佐がJR東日本建築設計の担当者に対し、本来は非公表とすべき契約可能な価格の範囲に関わる情報などを電話で伝えていたということです。

課長補佐は機構の調査に対し、「入札が不調になれば、工事の完了が遅れるかもしれないと思った」といった趣旨の話をしているということです。

また、入札に参加していた2社の担当者間でも、小松駅だけでなく、加賀温泉駅の工事の入札価格などについて情報交換をしていたということです。

機構は、官製談合防止法などの疑いがあるとして公正取引委員会と警察庁に報告した上で、この課長補佐を停職3か月の懲戒処分としています。