多くのベストセラーを生み出した作家の東野圭吾さんが亡くなったことがわかりました。68歳でした。

■作家・東野圭吾さん(68)死去 大腸がんのため

作家の東野圭吾さん(68)が7月23日未明、大腸がんのため亡くなったことがわかりました。

2006年、「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞したときの会見では…

東野圭吾さん(2006年 当時47歳)
「落ちるたびにやけ酒飲んで、みんなで選考委員の悪口いって。僕は昔ものすごく本嫌いな少年だったので、本嫌いな自分でも面白く読めるような小説にしたいというのは、いつも思っていること」

訃報を伝えた「講談社」によると、東野さんは7月23日の未明、大腸がんのため亡くなったということです。

■過去には「出版界をもうけさせ、若い作家が育ってくれたら」

世に送り出した名作は数知れず。突然の訃報に街の人は…

街の人
「すごいびっくりです。映画化している本を結構、文庫本で持っていて」
「こんないい作家さんもう、これからもう出てこないんじゃないですか」

2019年、出版にまつわる優れた表現活動を行った人を表彰する「野間出版文化賞」を受賞した際、東野さんはこのようなことを話していました。

東野圭吾さん(2019年 当時61歳)
「明日からの未来を含めた人生の中で一番若いのがきょうです。きょうが一番これからの人生の中で可能性があるんだからと思って、これからもですね、いい小説を…自分でいい小説って言ってたらしょうがないですね。みなさんに楽しんでいただける小説を書いて、少しでも出版界をもうけさせて、若い作家が育ってくれたらいいなと思う」

■「俳優人生における大きな転機となりました」 阿部寛さんが追悼

TBSでは「白夜行」「流星の絆」「新参者」など、数々のドラマ作品でお世話になりました。

東野圭吾さんは多作な作家としても知られていて、1985年のデビュー以降、100冊以上の著書を出版し、国内の発行部数は約1億900万部だということです。

日曜劇場「新参者(2010年放送)」に出演した阿部寛さんが、コメントしています。

阿部寛さん
「東野圭吾さんの訃報に接し、深い悲しみを感じています」
「『新参者』に出演できたことは、私の俳優人生における大きな転機となりました。東野さんとのご縁に心から感謝しています。謹んでご冥福をお祈りいたします」