取引先の会社に架空発注し金をだまし取ったとして、日本製鉄の元社員らが逮捕された事件で、取引先から元社員らに金がキックバックされていたとみられることが分かりました。

RKB 奥田千里 記者
「これから福岡県警の捜査員が山崎容疑者の会社に家宅捜索に入ります」

23日午前9時ごろ、北九州市戸畑区にある日本製鉄の取引先「東光」に、警察の家宅捜索が入りました。

この事件は、東光に対し潤滑剤の架空発注を繰り返し、あわせて現金420万円あまりをだまし取ったとして、日本製鉄の元社員、大津隆吉容疑者(51)と満石隆之容疑者(44)、それに、東光の代表、山崎純一容疑者(80)の3人が逮捕されたものです。

被害総額は、およそ10年間で3億円を超えるとみられています。

警察によりますと、これまでの捜査で、山崎容疑者側が飲食店で支払ったおよそ300万円分の領収証などが見つかったということです。

こうした状況から警察は、山崎容疑者が大津容疑者ら2人に対し、日本製鉄から支払われた金の一部をキックバックしていたとみて、いきさつを詳しく調べています。