北海道北斗市のごみ処理施設で4月に発生した火災で、渡島地方の可燃ごみが焼却できなくなっている問題で、ごみの受け入れを決めた札幌の施設にごみを搬出する作業が、21日から始まりました。

4月29日、北斗市のごみ処理施設「クリーンおしま」で発生した火災。ごみをためるピット内からは、火が確認できます。爆発も発生し、クレーンの操作室や制御室などが焼けました。火災は6日間続き、施設は深刻なダメージを受けました。

「クリーンおしま」が処理していたのは、北斗市と渡島地方9つの町から出される可燃ごみで、1週間で約500トンに上ります。火災以降、「クリーンおしま」ではごみの焼却ができなくなり、檜山地方のごみ施設や後志の岩内町、室蘭などに運んでいますが、全てが処理できず、日々、ごみがたまっていく状況でした。

熊谷樹カメラマン
「焼却できないごみが山のように積まれています」

21日からは新たに鉄道用のコンテナへの積み込みが始まりました。

行先は札幌の駒岡清掃工場で通常業務に影響が出ない週300トンを上限にごみの受け入れを始めました。

熊谷樹カメラマン
「ごみを積んだ列車がこの後、札幌に向けて出発します。あすには到着するとのことです」

輸送は、トラックや鉄道で行われます。費用は2026年度だけで29億円かかると推計されていて、「クリーンおしま」を使用していた渡島地方のマチが負担します。

受け入れ先の施設は定期点検などもあって、受け入れ量が減ったり、ストップしたりするため、協力してくれる施設はまだ足りていないということです。

「クリーンおしま」で火災が起きた原因は消防などが調査していますが、再稼働するまで2年以上かかるとみられています。