空港の滑走路をメンテナンスする作業員の新たな安全管理システムの実証実験が、新千歳空港で始まります。

新千歳空港の滑走路や誘導路のメンテナンス作業は、定期便の運航が終わった深夜に行われ、急な航空機の飛来などの安全確認は、作業員の目視で行われています。

しかし、毎日刻々と変わる立ち入り禁止区域は現場に境界線や目印はなく、作業員が誤って立ち入り禁止区域に入れば、航空機の運航への支障や大きな事故につながりかねません。

21日に公開されたのは、「デジタル安全バリア」と呼ばれる新たな安全管理システムです。

三國谷浩司記者
「この先が、立ち入り禁止区域のエリアになっています。私が作業員だったと仮定してこのように近づいていきます」

作業員が持っているスマホのGPSが作業員や工事車両の位置をリアルタイムで発信。作業員が誤って、立ち入り禁止エリアに進入すると、音や振動で知らせるシステムです。

三共電気工業 内田順一千歳支店長
「位置情報が『見える化』されているので、さまざまな場面で安心して管理ができる。作業員からはいいシステムだと現場からの声がある」

新千歳空港では8月から実証実験を行い、GPSの精度や、現場での使いやすさを検証する予定で、新千歳空港を管理する北海道エアポートは、「デジタル技術で空港全体の安全につなげたい」としています。