「夜回り先生」として知られる水谷修さんが高知市の中学校で講演しました。
「薬物は愛の力ではやめられない」
36年間にわたり、泥臭く非行少年・少女たちの壮絶な姿に向き合い続けてきた
水谷さんの懺悔にも似た叫びに、生徒たちは、心を激しく揺さぶられたようです。

▼『夜回り先生』水谷修さん
「いのちある限り続けて夜の街で死んでいこう。でも死ぬ前にひとりでも多くの子どもたちに夜の世界の本当の姿や薬物の本当の姿哀しさを伝えたい」
152人の全校生徒と保護者を前に講演をしたのは36年間にわたって夜の繁華街で若者の非行防止に取り組み、「夜回り先生」として知られる水谷修さんです。
この講演会は水谷さんが立ち上げた「全国100校無料講演プロジェクト」の一環で、水谷さん自身が南海中学校に電話をかけ、打診したことで実現しました。

▼『夜回り先生』水谷修さん
「きょう家帰って、『あなた、私を愛してる?わたしのために煙草をやめてね』と一回言ったらうちの主人はそのあと未来永劫完璧に煙草をやめてくれると信じてるお母さん!はい手をあげてください、みんな見とけ。誰一人手があがらない。いいか!たかがタバコの中のニコチンに愛の力で勝てないものが、ニコチンの数百倍数千倍やったらやめられない、依存性の強いシンナー、大麻。愛の力で勝てるわけがない。私はそれを、ひとりの少年の死で学んだんです」
36年前、シンナーで命を落とした教え子への懺悔にも近い言葉を口にした後、薬物依存の危険性を訴えました。

▼『夜回り先生』水谷修さん
「『シンナーが憎い!シンナーが憎い!うちの子を2回殺した。1度目は命を奪い、2度目は骨までも奪った』あらゆる薬物を乱用すると骨はボロボロ、火葬すると骨が出ません」
また、親の一言がきっかけで夜の世界に足を踏み入れ、エイズに苦しみながら亡くなっていった女子生徒の最期をこう語りました。
▼『夜回り先生』水谷修さん
「『先生これからも講演やるよね』『やるよ、生きている限り。』『じゃあね、中高生の女の子、10代の女の子、後輩たちに講演するとき、必ず愛のこと話してくれないかなあ。愛って馬鹿な女の子がいて、親の一言でふてくされ、派手な格好派手な化粧で夜の世界に入り、騙され、汚され、体売らされ、HIVにされ、エイズで悶え苦しんで死んでったって、、後輩たちに教えてやって。人の美しさは、髪の毛の色や派手な服や派手な化粧じゃない。その人の生き方生き様心の美しさや優しさにある。愛は気づくのが遅かったって…』」

実体験に基づく言葉に、生徒たちは心を動かされたようです。
▼3年生
「もし先輩に(薬物に)誘われてもさっき水谷先生が言ったことを意識して、きっぱり断りたいと思いました」
▼2年生
「自分も水谷先生のように(孤独な人に)寄り添ってあげて、安心できるような人になりたいと思いました」
水谷さんは今後も全国各地で講演を続けるということです。














